実際の例 4 『船』~過去生で救えなかった妹
パストライフ・オラクルカードを使用した実際の例の4つ目をご紹介します。
例4: 『船』のカード
ヒプノセラピーのセッションでハッピーパストライフ・オラクルカードを使用した例です。
筋肉反射テストでカードを選び、そのキーワードである『船』を手掛かりに進めていきます。
クライアントさんはDさんとします。
実際のセッションは長いので、かなり省略してご紹介します。
セラピスト「このカードが示すシーンを視に行っていいですか? リラックスして、確信がなくても、そうかなと感じたくらいで大丈夫なので、何でも思いついたことを教えてください。では、行きます。1,2,3,はい」
Dさん「うす明るくて、明け方か夕方です。静かな海か湖で、簡単な釣り船のようなものに一人で乗っています。
足にはわらじを履いていて、膝くらいまでの着物を着ています。多分日本です。戦国時代より前の、かなり原始的な感じがする時代です。わたしは若い男性で、島に船を漕いでいっているところです。
島に行って、何かを持って帰ってこないといけない…。
神さまかもしれない…。
そうしないと、自分の村に悪いことがおきます」
《このシーンはこれだけだったので、次の重要なシーンに移動しました》
Dさん「島について山を登って、ほこらに向かって細い道を歩いています。
祀られているものをとってこなきゃならない。
石? …石をとって帰ります」
《次のシーンに移動しました》
Dさん「自分の村に帰ってきました。大きい焚火がたかれていて、お祭りのような感じ。
でもわたしは「間に合わなかった」と思っています。
わたしの妹が『人身御供』で、妹を助けるために『石』が必要だったのですが、わたしが石を持ち帰れたのは、妹が自ら身を差し出した後でした」
《妹さんが誰なのかを確認するために、少し時間を遡ったシーンに移動しました》
セラピスト「その方の目を見てください。日本での人生で、会ったことがある人ですか?」
Dさん「娘です」
《その男性の、その後の人生のシーンに移動しました》
Dさん「妹を助けるのに間に合わなかった後悔はあったけど、人身御供を出した家は大事にされるので、それなりに冷静に生きて、村の偉い人になりました。それで、人身御供を出す村の風習を変えようと決めました」
《その男性の、死のシーンに移動しました》
Dさん「満足しています。肩の荷が下りた感じです。人を差し出す風習を終わりにできました。闘って終わりにしたわけじゃなくて、時代の流れですんなりやめることができました」
セラピスト「その人生は、振り返ってみて、どんな人生でしたか?」
Dさん「悲しかったです。やはり、間に合わなかった後悔が残っています。自分は人生を生きられたけど、妹はダメだった。自分の人生としては悪くなかったけど、死の間際に悲しみを思い出しました」
《こういう場合は、今の人生で娘さん(=過去生で失った妹さん)と幸せに生きているので『過去生で妹さんを失った悲しみ』は、過去生を知っただけで消すことができました。それでも一応、カードを使った『癒し・浄化の手順』をやっていただいたところ、「なんだかすっとしました」とのことでした》
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『今のあなたの状況』や
『これから展開』などの意味は
ありません。
♡あなたが選んだカードのキーワード(動物、アンティークなど)は、
『あなたが癒すべき、過去生での経験』を象徴しています。
♡このオラクルカードは、
オラクル(メッセージ)を受け取るよりも、
過去生を癒し浄化することの方に価値があります。