実際の例 1 ~ 『太陽のカード』沼の底に沈んでいた女の子
ハッピーパストライフ・オラクルカードを使用した実際の例をご紹介します。
例1:『太陽』のカード
ヒプノセラピーのセッションでハッピーパストライフ・オラクルカードを使用した例です。
通常の誘導では問題となるシーンが出てこなかったため、カードを選び、そのキーワードである太陽を手掛かりに進めていきます。
セッションでは、なるべく写真もヒントも見せず、キーワードだけで進めてください。
クライアントさんはAさんとします。
実際のセッションは長いので、かなり省略してご紹介します。
セラピスト「リラックスして、太陽の下にいるところをイメージしてください。確信がなくても、そうかなと感じたくらいで大丈夫なので、何でも思いついたことを教えてください。では、太陽のカードが示す過去生のシーンに行きます。1,2,3,はい」
Aさん「はい。太陽の下にいます。時間帯は、昼過ぎくらい。外にいて…足もとには草が生えています。広い草原ではなくて、何かで囲まれている土地です」
セラピスト「イメージの中で、あなたは足に何か履いていますか?」
Aさん「…視えません。 なんだか、自分の存在が影みたいな感じです」
セラピスト「他に何か、わかることはありますか?」
Aさん「まわりに木がたくさんあって…誰かいます」
セラピスト「その人の様子はわかりますか?」
Aさん「…わかりません。その人も、影みたいに見えます」
セラピスト「他には、何かわかりますか?」
Aさん「あ、沼のようなものがあります。…沼のまわりに人が何人かいます」
セラピスト「その人たちが何をしているかはわかりますか?」
Aさん「…わかりません。黒い影のような感じで。…あ、わたし、その沼の底に沈んだみたいです。どうしてかはわからないんですけど、わたし、沈んで、そのままみたいです」
セラピスト「どうして沈んだのか知りたかったら、時間を少し戻して視ますか?」
Aさん「いえ、大丈夫です。誰かが悪意で突き落としたわけではなさそうです。多分、自分の不注意です」
セラピスト「まわりの人たちは、あなたを助けようとしていますか?」
Aさん「わかりません。多分、とても古い時代で…助けようとしたかどうかは、どうでもいい感じがしています」
セラピスト「沼に落ちたときのあなたは、女性ですか、男性ですか?」
Aさん「女の子です。 多分、5歳くらい」
セラピスト「もし名前がわかったら教えてください」
Aさん「・・・アン…かな?」
セラピスト「アンちゃんと呼びますね。アンちゃんは、そこから出たいですか?」
Aさん「泣いている感じがします。沼の底にいる女の子は見えません。ただ、存在を感じます。わたしは沼の外にいます」
セラピスト「助けますか?」
Aさん「はい」
セラピスト「では、今、影のように感じている自分自身を、光だとイメージして、光の手を沼の底にのばして、アンちゃんの手を握ることはできますか?」
Aさん「…はい。握りました」
セラピスト「そっと引き上げて、抱きしめることはできますか?」
Aさん「はい。できました」
このあと、抱きしめたままで解催眠し、カードを使って癒し・浄化を行いました。
沼の底に沈んだままだったAさんの魂のかけらが、Aさんに統合されました。
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『今のあなたの状況』や
『これから展開』などの意味は
ありません。
♡あなたが選んだカードのキーワード(動物、アンティークなど)は、
『あなたが癒すべき、過去生での経験』を象徴しています。
♡このオラクルカードは、
オラクル(メッセージ)を受け取るよりも、
過去生を癒し浄化することの方に価値があります。